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長時間労働で2.4億円の和解金

[ テーマ: 人事労務 ]

2010年3月3日11:36:00

 

-------以下 引用---------

飲食店支配人寝たきり、2.4億円支払いで和解 残業で過労


 長時間残業の過労で倒れ、寝たきりになったとして、ファミリーレストランの支配人だった鹿児島県鹿屋市の松元洋人さん(35)と両親が、店を経営する「康正産業」(鹿児島市)に損害賠償などを求めた訴訟で、2日までに、同社が計約2億4千万円を支払うことで裁判外の和解が成立した。和解文書には謝罪の言葉が盛り込まれている。

 鹿児島地裁は2月16日、「安全配慮義務違反は明らか」として、約1億8700万円の賠償と未払い残業代約730万円の支払いを命じる判決を言い渡した。松元さんの弁護士は「謝罪して和解したいと会社側から申し出があった。和解金は遅延損害金を含み、判決とほぼ同額。過重労働に起因する労災をめぐる解決額としては過去最高額とみられる」としている。〔共同〕(02:32)


 NIKKEI NET (http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100303STXKC074102032010.html)

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自宅で倒れる前の
6カ月の時間外労働は、
月平均約200時間
だったととのことです。

 

東京都社労士会で行われた研修会で
長時間労働は、生存権の問題と捉えるべき
との話がありました。

見方を変えましょう。との内容でした。

 

つまり
長時間労働が話題になるのは、
不払い賃金額や損害賠償額額の大きさ。
しかし、
長時間労働の一番の問題点は、
生存権(=人の生命)を犯している
との考えです。

 

私もサラリーマン時代は、
相当な長時間労働でした。

 

仕事が楽しいし、
達成感を味わうためには、
労働時間は気にしませんでした。
残業規制は迷惑だと思っていました。

 

しかし、
人の生存権にかかわる
と考えるなら
長時間労働問題は、
働き方とは別の観点です。
少し視点を変えて
この問題考えていかなければと思います。

 

会社で
「長時間労働」に対応するのは何のためかを
今一度話しあってみるとよいと思います。

 

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